三善晃 海の日記帳 第24曲 手折られた潮騒の動画集です。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より
『海の日記帳』はこどものための作品集としては『音の森』(1978)に続いて2作目にあたります。「好きな海のイメージを拾って書いた」と記されている通り、海にまつわるユニークでロマンチックな題名が付いた28曲の小品から成っています。
第24番 手折られた潮騒:c-moll→(1ページ3段目)Es-dur→(2ページ2段目)gis-moll→H-dur→(2ページ4段目)b-moll→(2ページ5段目)f-moll→(3ページ1段目)c-moll(3ページ5段目)Es-dur→(4ページ2段目)gis-moll(4ページ5段目)c-moll 《ハーモニー》。曲集中、最もページ数が多い曲。細かな音が多くテンポも速いので難しく感じますが、小節ごとの大きなハーモニーの中で、細かな音がキラキラ輝いているようにイメージすると、格段に弾きやすくなります。細かな音が水しぶき、ハーモニーが波でしょうか...。淡く、でも劇的に変化してゆく調性が、変幻自在な潮騒を連想させます。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より
2016年第25回東三河PTCピアノコンクール小学5・6年B部門課題曲。
日本の作曲家。東京大学文学部仏文科在学中に、日本音楽コンクールで優勝、また尾高賞、文化庁芸術祭奨励賞を受賞し、一躍注目される。その後、給費留学生としてパリ音楽院に留学。アンリ・シャラン、レイモン・ガロワ・モンブランに師事。アンリ・デュティーユの影響も強く受ける。西洋のアカデミズムと日本の造形原理の葛藤の中から、無調的でありながらも洗練されたハーモニーを持つ自身の音楽スタイルを確立。特にピアノ作品には積極的に取り組み、近年では、子供の為のピアノメトードの開発や、「三善晃ピアノコンクール」の開催など、ピアノ教育にも熱意を注いでいる。桐朋学園大学学長、東京文化会館館長など歴任。芸術院会員、文化功労者。尾高賞(6回)、サントリー音楽賞など受賞。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より
東京芸術大学楽理科、大学院応用音楽科修了。04年、第6回現代音楽演奏コンクール「競楽VI」優勝、第14回朝日現代音楽賞受賞。06年7月よりPTNAホームページ上にて、音源付連載「ピアノ曲 MADE IN JAPAN」を開始。演奏、執筆、ワークショップ等多彩な活動を展開している。洗足学園高校音楽科講師。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より