Takada Saburou : Preludes for piano No.4 Aiiro no Keikan
PTNAF級2010年/2021年課題曲
1947年に完成し、翌年髙田 留奈子夫人により初演された。第2次世界大戦中に戦災に遇い、家を失った作曲者が信州の山間の村で作曲し、戦後、東京で完成させた。全5曲から成り、それぞれに豊かな自然を思わせるタイトルがついているが、これは作曲者の思い出によるものであり、演奏に際してはこれらのタイトルにとらわれすぎないようにとのコメントが添えられている。
第4曲目の<藍色の谿間>は4分の2拍子で冒頭に「ヴィーヴォ(流れる様に)」と記されている。ffで開始し、仮に、前曲が自然の一部にスポット・ライトをあてていたのだとしたら、視界が一度に広がるような印象をもたらす。但し、2小節目でディミヌエンドし、第3小節から提示される主要主題は、pと指示されている。曲全体を通して、冒頭2小節の音形を伴奏とし、その上に「ベン・マルカータ・ラ・メロディア」と指示された旋律が乗せられている。用いられるディナーミクの幅はppp-fffと幅広い。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より
日本の作曲家。自作を中心に指揮者としても活躍した。東京音楽学校(現東京芸術大学)にて作曲と指揮を学ぶ。当時より日本語のテクストや日本の旋律に注目し、それらを用いた創作を行う。合唱曲に人気曲を数多く残した。カトリック信者として、典礼聖歌も多数作曲。合唱指揮者としても活躍した。
東京都立総合芸術高等学校(音楽科)を経て、東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。 第22回 彩の国・埼玉ピアノコンクール E部門 金賞 及び 埼玉新聞社賞 受賞。
PTNAF級2010年/2021年課題曲
1947年に完成し、翌年髙田 留奈子夫人により初演された。第2次世界大戦中に戦災に遇い、家を失った作曲者が信州の山間の村で作曲し、戦後、東京で完成させた。全5曲から成り、それぞれに豊かな自然を思わせるタイトルがついているが、これは作曲者の思い出によるものであり、演奏に際してはこれらのタイトルにとらわれすぎないようにとのコメントが添えられている。
第4曲目の<藍色の谿間>は4分の2拍子で冒頭に「ヴィーヴォ(流れる様に)」と記されている。ffで開始し、仮に、前曲が自然の一部にスポット・ライトをあてていたのだとしたら、視界が一度に広がるような印象をもたらす。但し、2小節目でディミヌエンドし、第3小節から提示される主要主題は、pと指示されている。曲全体を通して、冒頭2小節の音形を伴奏とし、その上に「ベン・マルカータ・ラ・メロディア」と指示された旋律が乗せられている。用いられるディナーミクの幅はppp-fffと幅広い。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より
日本の作曲家。自作を中心に指揮者としても活躍した。東京音楽学校(現東京芸術大学)にて作曲と指揮を学ぶ。当時より日本語のテクストや日本の旋律に注目し、それらを用いた創作を行う。合唱曲に人気曲を数多く残した。カトリック信者として、典礼聖歌も多数作曲。合唱指揮者としても活躍した。
日本のピアニスト。作曲家髙田三郎の娘。