「ピティナ・ピアノ曲事典」より
ベートーヴェンの作品中、独立して「変奏曲」として知られるものは20曲ある。さらにピアノ・ソナタ中の1楽章として作曲されたものも5曲あり、非常に数多い。その期間についても少年期から晩年までに及んでいる。「変奏曲」については作品番号の与えられていないものがほとんどを占める。ベートーヴェンがこの形式の楽曲を愛好したことは間違いない。しかし一方で、多分に作曲技術向上のための習作としての意味合いが強い傾向にあるのも一連の「変奏曲」群の特徴と言える。
この「9つの変奏曲」もやはり作品番号を与えられていない。イタリアの作曲家、ジョバンニ・パイジェッロのオペラ「水車屋の娘」のアリア「田舎者の恋は」を主題とする変奏曲。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より
ドイツの作曲家。三大B。ドイツの作曲家。クラシック音楽史上最も偉大な作曲家の一人とされる。「楽聖」とも呼ばれている。その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆けとされている。
身長は167cm前後と西洋人にしては小柄ながら、筋肉質のがっしりとした体格をしていた。肌は浅黒く、天然痘の痕で酷く荒れており、決してハンサムとはいえなかったが、表情豊かで生き生きした眼差しが人々に強い印象を与えた。
神戸大学卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノと室内楽共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得卒業。2000年に第3回クララ・シューマン国際ピアノコンクールで日本人初の上位入賞。その後もフランス、イタリア、スペインなど十指を超える国際コンクールで優勝や上位入賞を続ける。現在は年間60回以上の国内外での演奏活動を続けながら、全国各地で審査員、公開講座、指導なども務める。全日本ピアノ指導者協会正会員。2010年PTNA新人指導者賞、2012年PTNA指導者賞(特級グランプリなど輩出)。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より