シューマン 森の情景全曲 動画集 | Mボックス

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シューマン 森の情景全曲 動画集

シューマン 森の情景 全曲の動画集です。

シューマン 森の情景 全曲

シューマン 森の情景 作品82

SCHUMANN Waldszenen Op.82

シューマンの森の情景 Op.82 全8曲です。
全9曲からなるシューマンのピアノ曲集です。
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アルバム収録曲一覧

1. 森の情景 全曲 / シューマン,ロベルト / リヒテル,スヴャトスラフ

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楽曲解説 - 森の情景 全曲

シューマンのよく知られているピアノ曲の多くは、20代に書かれたものだが、この《森の情景》は、歌曲や室内楽を多産した時期を経たのち、1848年暮れから翌年にかけて作曲された。完成までには約ひと月を要した。ピアノ作品としては実に10年ぶりの作品。

以前のピアノ作品と比べ、文学と音楽との結びつきは深みを増しているようだ。各曲はロマン派詩人たちの描いた「森」をモチーフに作曲されたと言われ、当初は各曲のモットーとして詩を添える予定であったという。しかし出版に際しては、第4曲目の<呪われた場所>にフリードリヒ・ヘッベルの詩が添えられているのみである。ドイツ・ロマン主義者の文学者、とりわけ詩人にとって、「森」とは、静寂・活気、神秘、憧憬、といった多様な趣を持つものであったようだ。

第1曲目 <森の入り口> 変ロ長調 4分の4拍子 速すぎずに。明るく始まるものの、陰と陽の対比がみられる曲。メロディーが高声、内声、低声と様々な音域で歌われる。

第2曲目 <待ち伏せる狩人> ニ短調 4分の4拍子 非常に活き活きと。<森の入り口>から一転して、激しさを貫く曲。左右の手がユニゾンとなる部分が効果的に挿入されている。

第3曲目 <もの悲しい花たち> 変ロ長調 4分の2拍子 質素に。訴えかけるかのように、メロディーが上に下に曲線を描いていく。簡素な伴奏は、このメロディーを非常に引き立てている。

第4曲目 <呪われた場所> ニ短調 4分の4拍子 非常にゆっくりと。既にふれた通り、この曲にのみ、冒頭に詩が添えられている。その内容は不気味なものである(光の届かない森の中で高く伸びた花は青白い。ただ一本赤い花も、陽の光ではなく、大地の色、人間の血を吸い込んだ赤色をしている。)。多声的な書法がとられている。詩の内容と同様に、不気味な雰囲気を持つ曲となっている。その雰囲気は、休符を活かしたリズム、メロディー、多声的な書法など、様々なものから導き出されている。

第5曲目 <親しげな風景> 変ロ長調 4分の2拍子 速く。3連音符を多用する曲。その中に、ほんの僅かにみられる8分音符がフレーズの変化をもたらす。

第6曲目 <宿屋> 変ホ長調 4分の4拍子 中庸に。主に高声で歌われるメロディーが、時折、中音域や低音域に移り、会話を連想させる。メロディーそのものも、音形もリズムも共に、語りかけるような語尾が特徴的である。

第7曲目 <予言者としての鳥> ト短調 4分の4拍子 ゆっくりと、非常に優しく。半音を含む分散和音は、付点のリズムで上下に行き来する。曲の中ほどで、ほんのひと時、コラール風の場面がみられる。曲全体が、半音階的な音の動きに満たされている。

第8曲目 <狩りの歌> 変ホ長調 8分の6拍子 急速に、力強く。勇壮な趣に、どこか哀愁も感じられる曲。この曲も、8分の6拍子として付点4分音符の音価を3分割するところが多い中、曲の終わり近くに、2分割となる部分を効果的に配置している。

第9曲目 <別れ> 変ロ長調 4分の4拍子 速すぎずに。順次進行と跳躍進行とを織りあわせたメロディーに、和音が添えられたシンプルなつくりとなっている。しかし、そのような中にも、内声や和声が「ものを想う」味わいを醸し出している。この曲集全体は、主音の第3音を高音に配置し、「幻影」のような響きを残して幕を閉じる。

「ピティナ・ピアノ曲事典」より

作曲家解説 - シューマン,ロベルト

ドイツの作曲家、音楽評論家。ロマン派音楽を代表する一人。

鋭い感性と知性に恵まれていたシューマンは、ホフマンやジャン・パウルなどのロマン主義文学からも深い影響を受け、その作品は、ドイツ・ロマン主義の理念を、音楽家として最も純粋な形で表現し、その精髄を示しているといわれている。ピアノ曲からスタートしたが、歌曲・交響曲・室内楽作品にも名作が多い。若くして手を壊してしまったロベルトは妻であるクララが演奏することを念頭に入れて後半生はピアノ作品を作曲したとも言われている。

人格的に二面性を持ち、評論家としては、自己の二面的な気質を利用して「フロレスタン」「オイゼビウス」という2つのペンネームで執筆していた。

演奏家解説 - リヒテル,スヴャトスラフ

ドイツ人を父にウクライナで生まれ、主にロシアで活躍した(ただし在留ドイツ人として扱われた)。その卓越した演奏技術から20世紀最大のピアニストと称された。

楽譜を見ながら弾くスタイルだった。ヤマハのピアノを好んで弾いたピアニストでもある。