スクリャービン ピアノソナタ第10番 Op.72の動画集です。
単一楽章で無調によっており、きわめて半音階的であるが、後期作品としてはさほど不協和に響かない。頻繁なトレモロとトリルの利用から、「トリル・ソナタ」の通称もあるが、これらの奏法について、作曲者自身は「太陽の口づけである昆虫たち」の象徴であると説明している。
ロシアの作曲家、ピアニスト。10度音程が掴めない程度の手の持ち主だったにもかかわらず、学生時代の同級生ヨゼフ・レヴィーンらと、超絶技巧の難曲の制覇数をめぐって熾烈な競争を無理に続け、ついに右手首を故障するに至った。回復するまでの間に、左手を特訓するとともに、ピアニストとしての挫折感から作曲にも力を注ぐようになる。右手以上の運動量を要求され、広い音域を駆け巡ることから「左手のコサック」と呼ばれる独自のピアノ書法を編み出した。1900年ごろから神智学に傾倒し「神秘和音」という独自の響きを用いた楽曲を作曲した。
音を聴くと色が見える「色聴感覚」保持者としても有名。
ノッティンガムシャー出身。マンチェスターのグラマー・スクールに通った後、1953年から1957年まで王立マンチェスター音楽大学に在籍。卒業後は、バーゼルのエゴン・ペトリに6週間の指導を受ける。1961年にブダペスト国際ピアノ・コンクールに優勝して国際的に名声を博し、1962年には、ウラディーミル・アシュケナージと並んで、1962年度チャイコフスキー国際コンクールを制した。第一次予選ではリスト=ブゾーニのラ・カンパネッラ、そして本選会のリストのピアノ協奏曲第1番を演奏している。