ラヴェル クープランの墓 全曲 動画集 | Mボックス

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ラヴェル クープランの墓 全曲 動画集

ラヴェル クープランの墓 全曲の動画集です。

ラヴェル クープランの墓 全曲

ラヴェル クープランの墓 M.68

RAVEL Le Tombeau de Couperin M.68

ラヴェルのクープランの墓 全6曲です。
全6曲のピアノ組曲で、それぞれ第一次世界大戦で戦死した知人たちへの思い出に捧げられています。
ラヴェル最後のピアノ独奏曲です。
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アルバム収録曲一覧

1. クープランの墓 全曲 / ラヴェル,モーリス / ロルティ,ルイ

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楽曲解説 - クープランの墓 全曲

ラヴェルはフランス近代を代表する作曲家で、曲数こそ多くはないが、重要な秀作を次々と生み出した。初期の作品には他の作曲家の影響が色濃く反映されていたが、次第に明確な旋律や簡潔な様式を求め、18世紀の古典主義的傾向をその作品に反映するようになっていった。そのような傾向が最も端的に現れているのがこの『クープランの墓』で、クープランを代表とする18世紀フランス音楽に敬意を表して、1914~17年に作曲された。曲名の“墓”というのはフランス語の“トンボー”(tombeau)という語の直訳だろうが、ここでは“故人を偲ぶ曲”というというもう一つの意味の方を指していると考えられる。曲は古典舞曲形式を中心に6曲からなり、各曲は第1次大戦で戦死した彼の友人6人に捧げられている。初演は、第6曲を捧げられ音楽学者だったマルリアーヴ隊長の未亡人でフランスの名ピアニスト、マルグリット・ロンによって1919年4月11日パリで行われた。

1.プレリュード / "Pr?lude"。12拍子の流麗な旋律が、様々な調性をさり気なく通り過ぎてゆく。

2.フーガ / "Fugue"。反行カノンや三重カノン、ストレッタを用いた3声の本格的なフーガだが、ラヴェルらしい穏やかさがほのかに光る。

3.フォルラーヌ / "Forlane"。17世紀のフランスの音楽によく用いられていたこのフォルラーヌという舞曲は6/8拍子で、北イタリア起源の古いダンス。古典主義的傾向が最も強いが、ラヴェル独自の巧みな和声も聞こえてくる。

4.リゴドン / "Rigaudon"。リゴドンは17世紀フランスの宮廷音楽によく用いられた、プロヴァンス発祥の2拍子系の舞曲。明るく活発な主部と憂いを帯びた中間部とが対比を成す。

5.メヌエット / "Menuet"。優雅で気品溢れる優しい曲。トリオの部分は“ミュゼット”と示されており、やや劇的な緊張が見事に高揚していく。

6.トッカータ / "Toccata"。16分音符が一貫して連打される技巧的な曲で、大変高度な技術が要求される。しだいに高まる緊張感や冴えわたる感性は、まさに圧巻である。

「ピティナ・ピアノ曲事典」より

作曲家解説 - ラヴェル,モーリス

ドビュッシーと並び近代フランスを代表する作曲家。スペイン国境近くのバスク地方シブールに生まれる。母親はバスク人。パリ音楽院では(1889-1901)、ベリオにピアノを、ジェダルジュに対位法を、フォーレに作曲を学ぶ。 ローマ賞は二等が最高で、大賞を目指して受験を続けるものの、1905年には受験資格なしと判断される。この結果への抗議が殺到し、当時のパリ音楽院院長デュボワは、辞任に追い込まれる事態となった。1910年にはケクラン、カプレ、ロジェ・デュカスらと独立音楽協会(SMI)を立ち上げた。彼らは皆、ドビュッシーの音楽を尊敬し、その影響を受けた前衛たちだった。一方でラヴェルの音楽は、古いものにただ反抗するという性質のものではなく、古典やロマン派の音楽からも多くを学び、取り入れている。

各ジャンルに傑作を残しているが、バレエ音楽を中心とする管弦楽の分野でとりわけ突出した才能を発揮した。ピアノ作品にも管弦楽書法が応用されているため難曲が多いが、全ピアノ作品を聴くと、ラヴェルの音楽的インスピレーションを概観できる。 古典形式や舞曲(そしてリズム)への敬意、お伽話のような子供の世界、印象派/象徴派にも通じる自然や幻想世界の表現、そしてロシアやスペイン、東洋などの異国情緒。こうした彼の音楽は、ユーモア、洒脱さ、優雅さ、洗練といった、フランス音楽のイメージ通りの特徴の中にも、どこかしら哀愁が漂い、多くの人に愛され続ける独特の世界を作り上げている。

「ピティナ・ピアノ曲事典」より

演奏家解説 - ロルティ,ルイ

フランス系カナダ人のピアニスト。
1986年度のブゾーニ国際ピアノコンクールで第一位を獲得している。シャンドスレーベルから30以上の録音を発表している。