ラヴェル 鏡 全曲の動画集です。
1.蛾 / "Noctuelles"。
2.悲しい鳥たち / "Oiseaux tristes"。
3.海原の小舟 / "Une barque sur l'oc?an"。
4.道化師の朝の歌 / "Alborada del gracioso"。
5.鐘の谷 / "La vall?e des cloches"。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より
ドビュッシーと並び近代フランスを代表する作曲家。スペイン国境近くのバスク地方シブールに生まれる。母親はバスク人。パリ音楽院では(1889-1901)、ベリオにピアノを、ジェダルジュに対位法を、フォーレに作曲を学ぶ。 ローマ賞は二等が最高で、大賞を目指して受験を続けるものの、1905年には受験資格なしと判断される。この結果への抗議が殺到し、当時のパリ音楽院院長デュボワは、辞任に追い込まれる事態となった。1910年にはケクラン、カプレ、ロジェ・デュカスらと独立音楽協会(SMI)を立ち上げた。彼らは皆、ドビュッシーの音楽を尊敬し、その影響を受けた前衛たちだった。一方でラヴェルの音楽は、古いものにただ反抗するという性質のものではなく、古典やロマン派の音楽からも多くを学び、取り入れている。
各ジャンルに傑作を残しているが、バレエ音楽を中心とする管弦楽の分野でとりわけ突出した才能を発揮した。ピアノ作品にも管弦楽書法が応用されているため難曲が多いが、全ピアノ作品を聴くと、ラヴェルの音楽的インスピレーションを概観できる。 古典形式や舞曲(そしてリズム)への敬意、お伽話のような子供の世界、印象派/象徴派にも通じる自然や幻想世界の表現、そしてロシアやスペイン、東洋などの異国情緒。こうした彼の音楽は、ユーモア、洒脱さ、優雅さ、洗練といった、フランス音楽のイメージ通りの特徴の中にも、どこかしら哀愁が漂い、多くの人に愛され続ける独特の世界を作り上げている。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より
フランスのメッツ出身のピアニスト。この町とパリで音楽を学ぶ。
レパートリーはバルトーク、ベートーヴェン、プロコフィエフの協奏曲を含み、ソロではブーレーズ、リゲティ、シュトックハウゼンの作品など。
最近は、シューマンのピアノ全曲集録音中。またボストン交響楽団やベルリン管弦楽団などの一流オーケストラと共演。室内楽ではゾルタン・コチシュ(Zoltan Kocsis) としばしば共演している。
1999年からデトモルト音楽大学の教授。