ハイドン ピアノソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:45 第3楽章の動画集です。
1766年作曲。出版は1788年になってからHob.XVI:44および46と共になされた。この年、ハイドンはエステルハージ侯爵家の楽長へと昇進し、ここから「疾風怒濤Sturm und Drang」と称される創作期が始まるのである。作品は3つの楽章から成り、すべてソナタ形式をとる。初期作品に含まれていたメヌエット楽章がなくなっているのは、この時期の特徴である。
第3楽章:フィナーレ。アレグロ・ディ・モルト、変ホ長調、3/4拍子。ソナタ形式。トッカータ的な音型が目立つ快速楽章。十六分音符による慌しいパッセージが多い中、第1主題の八分音符や第2主題の同音反復は、楽章にある程度の重さを与えている。最後の和音はアダージョとなり、落ち着いて作品を締めくくる。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より
オーストリアの作曲家。古典派を代表するオーストリアの作曲家。たくさんの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲し、交響曲の父、弦楽四重奏曲の父と呼ばれている。弦楽四重奏曲第77番第2楽章にも用いられた皇帝讃歌「神よ、皇帝フランツを守り給え」の旋律は、現在ドイツの国歌として用いられている。
オーストリアのピアニスト。グラーツ出身。ウィーン音楽アカデミーで学ぶ。ボルツァーノのブゾーニ国際ピアノコンクールと、パリのロン=ティボー国際コンクールを制覇した。