ハイドン ピアノソナタ ハ長調 Hob.XVI:21 第2楽章の動画集です。
1773年に作曲され、エステルハージ侯ニコラウスに献呈された6曲から成る作品13のピアノ・ソナタの1曲目で、全3楽章から成る。
第2楽章はアダージョの4分の3拍子で、第1楽章の下属調にあたるヘ長調による。第1楽章が上行形のメロディーで開始したのに対し、この楽章は主和音の第3音から主音へと向かう下降音形のメロディーで開始する。3部形式で書かれており、中間部(第29小節~)の11小節間は、半音階的な音の動きが特徴的である。楽章全体を通して、第3拍目に音の数が多く置かれることが多い。とりわけ、時折見られる装飾的楽句はこの楽章に優雅さをもたらしている。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より
オーストリアの作曲家。古典派を代表するオーストリアの作曲家。たくさんの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲し、交響曲の父、弦楽四重奏曲の父と呼ばれている。弦楽四重奏曲第77番第2楽章にも用いられた皇帝讃歌「神よ、皇帝フランツを守り給え」の旋律は、現在ドイツの国歌として用いられている。
ロシアのピアニスト。グラスゴー国際ピアノコンクール優勝(1998年)、ブゾーニ国際コンクール優勝(1999年)、ショパン国際ピアノコンクール第3位(2000年)、第12回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝(2005年)、浜松国際ピアノコンクール最高位(2003年11月)入賞し、ヨーロッパやアジア、南米で精力的に演奏活動を展開。 演奏活動の傍ら、モスクワ国立グネーシン音楽院で後進の指導にあたっている。
「ピティナ・ピアノ曲事典」より